バラ開花時のハサミを入れる場所とタイミングを解説【初心者向け】

バラには年に1度しか咲かない一季咲きのモノと、秋まで何度か繰り返し咲いてくれる四季咲きがあります。

この記事では、四季咲きのバラが何度もキレイに咲くように、開花時に花を切るときのちょっとしたテクニックを初心者向けに解説しています。

私も初心者でしたが、教わった通りにやってみたらとてもうまくいき、秋までたくさんの花を楽しめました。

それほど難しくないので、あなたも是非やってみてください。

目次

初心者向け・バラ(四季咲き)の開花時にハサミを入れるタイミングと場所

四季咲きのバラは、5月下旬一度目の花が咲き終わる頃に正しく剪定してあげると、約3週間後に次の花を咲かせる習性があります。

この習性をうまく利用して上手に剪定すると秋まで長く花を楽しむことができます。

タイミング①(花がら摘み)

バラの花を切るタイミングは、花の首がくったりしていたり、花びらが完全に開ききっていたり、花びらが落ち始めた頃です。

せっかく咲いている花を切った方がいいのは、次に咲く花により多くのエネルギーを送ってあげるためです。

これを「花がら摘み」と言います。

バラは一つの茎から数個の蕾をつけて花がたくさん咲くものがほとんど。

その中でも1輪ずつ咲くタイミングは微妙にずれていますので、「そろそろかな?」と思った花は順次切り落としてあげましょう。

切った花は、長さがあれば花瓶にさしたり、短い時は水に浮かべて楽しんでもいいですね。

タイミング②

一本の茎から出ている花が一通り終わったとき、もう一度茎にハサミを入れます。

この作業は、蕾の花が咲くためではなく、新しい芽がグンと伸びて約3週間後に次の花を咲かせるための剪定です。

この新しくの伸びてくる茎を【シュート】と言いますが、シュートが伸びることで、株自体がどんどん大きくなって、より多くの花を咲かせることができるようになります。

四季咲きのバラは、1度目の花がおおむね終わったタイミングでハサミを入れることで、株がリフレッシュして次の開花準備を始めます。

切る場所

茎を切る場所は、下の写真のように、葉の付け根の部分に、これから伸びてくる【シュート】の小さな芽の上約5~8mm上の部分を写真のような角度で切るのがベストです。

この位置、この角度で切ることで、新しい芽がシュートに成長していくときの栄養が無駄なく充分いきわたるようになり、約3週間後に次の花を咲かせてくれます。

このとき、『どの芽の上で切るか?』に決まりはありませんが、茎の内側よりも外側に芽がある方がシュートが伸びたときに風通しが良くなることと、光合成の関係で茎全体の長さの半分より上にハサミを入れることをおすすめします。

ひと通り花が咲き終えた後は、咲いている花の下にいくつもある葉の付け根のうちがわにポツッとある、新しい芽の少し上にハサミを入れると、新しいシュートと言われる茎がぐんぐんが成長して、また次の花を咲かせてくれます。

そして、一通り花が終わったころ、もう一つやっておくといいのは”お礼肥え”

頑張って花をたくさん咲かせてくれた株は、出産を終えたお母さんのように疲れ切っているため、ご褒美として固形の肥料を規定の量あげましょう。

そうすることで、約3週間後の開花に向けてより良い状態を作ることができます。

まとめ

四季咲きのバラの花を秋まで楽しむためには、茎をタイミングよく切るのと同時に、ハサミを入れる場所もとても大切になってきます。

そうかと言って、あまり神経質になる必要はありませんが、私の経験上、何となく花がらを摘んでいただけのときと、知識をもって意識的にハサミを入れるのとでは、花の付きに因泥の差が出たのも事実です。

ぜひあなたも、5月の一番花が終わったら意識的に剪定してみませんか?

きっと3週間後はきれいななバラが咲いてくれますよ!

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