バラの苗、購入直後の植替えはやったけれど、数年たってそろそろ植替えした方が良いかな。。。
でも、はじめての植替えどうやったらいいのかな?
もしバラの植替えがはじめてで少し不安があったとしたら、この記事がヒントになるかもしれません。
今回は、バラ超初心者初さんがはじめて植替えをするときに、必要なモノと基本のやり方について解説していきますので、ぜひご参考になさってください。
鉢で育てているバラは、出来れば1年ごとに、難しい場合は最低でも2年に1度は植え替えをしてあげると、苗がリフレッシュして、毎年きれいな花をたくさん咲かせてくれます。
鉢植えのバラ・植替えに必要なモノは?

初心者さんが失敗なく、鉢植えのバラを植え替えるときに必要なものは次の通りです。
ひと回り大きなバラ用の鉢・バラ用の土・バラの肥料・バラのたい肥・(鉢底石・剪定ばさみ)
バラの植替えに最も適しているのは、冬の寒い休眠期です。
この時期に植替えをすれば、ほとんど失敗することはありませんのでご安心ください!
では1つずつ解説していきますね。
ひと回り大きなバラ専用の鉢
どれもラスチックで、見た目は特別よいわけではありませんが、とにかく水はけは抜群なので初心者さんにも最適ですし、重い土がたくさん入った鉢を動かす時の大変さもないので、嬉しい点の一つです。
鉢を選ぶ時のポイントは、鉢底にポツンと1つ穴が開いているモノではなく、鉢底にいくつもスリット状に線で穴が開いているモノを選ぶことです。

特におすすめなのが、夏の地面の暑さからも苗を守ってくれるリッチェルのバラ鉢はおすすめです。
この鉢は、鉢底が直接地面に振れないように、元々底上げされたデザインになっています。
このように、バラ専用の鉢はバラが健康に育ちやすいように工夫されているので、初心者でも安心して使うことができます。
バラ専用の土・肥料・たい肥
バラ専用のモノは、バラに必要な栄養がバランス良くブレンドされていてとても水はけがよい土になっているからです。
ちなみに【肥料】には、バラの栄養を補うもので、窒素・リン・カリウムなどの要素が入っています。
一方【たい肥】は、肥料分を補うだけでなく土の状態を良くしてくれたり、病気の発生が抑えられバラが健康に育つ環境を作る役割があります。
初心者さんは、バラ専用のものを使って植替えると失敗は少なく、バラにとって良い環境を作ることができます。
超初心者向け・植替えの基本のやり方を解説

休眠期の苗は寝ている状態なので、根に多少の負荷をかけても弱ることがありませんので、安心して植替えてあげてください。
まず苗を植え替える前に、今植わっているほうの苗を剪定して植え替えの準備をします。
剪定のやり方は次の通りです。
1.休眠期の植え替えをする前にまだ葉や花が残っていたら、一度すべて取り除きます(*休眠期以外の植替えは全くやり方が違うのでご注意ください)。
2.丸裸になった状態の苗の枝を、ザックリ3分の2から2分の1を残して切りそろえます。
3.楊枝のような明らかに細い枝は切り落とします。
4.赤いチマメのような新芽の上5mm位のところでさらに切りそろえます(必ず、すべての枝にハサミを入れます)。
*外側に向いてい新芽の上で切ると、苗が成長してきたとき茎が絡み合わず風通しも良くなり、花が咲いたときの全体的なシルエットもキレイになりますよ。
ここまでが植え替え前の下準備になります。
【ガーデンチャンネル】さんの動画は枝の切りそろえ方をとても丁寧に解説されているので、ぜひご参考になさってください。
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いよいよいよいよ植え替えの手順をご紹介します!
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1.植え替える方のひと回り大きな鉢に、下2cm分ほどの鉢底石を入れます。
2.1の上にスコップ1~2杯ほどバラの土を入れます。
3.古い鉢から苗を取り出し、新しい鉢に入れて高さを見ます。
⇒このとき、鉢上の淵から苗が5cmぐらい下になるようにして、ウオータースペースを確保します。
4.高さが決まったら、バラの土に軽く一握りの肥料を混ぜた土を苗の周りに足していきます。
5.土を苗の根本にかぶらないくらいの位置まで土を入れたら、軽くトントンと落として土が足りているか確認します。
6.土がしっかり入ったら、その上に「バラのたい肥」を厚さ2~3cmほどマルチングします(植え付け終了)。
7.植え付けが終わったら、バケツ一杯ほどの水を苗にあげます。
8.鉢植えが終わってから約1週間は、土と根をしっかり活着させるために、毎日鉢底から水が流れるくらいの水を与えます。
こちらも同じく【ガーデンチャンネル】さんの動画です。初心者向けにバラの植替えの基本を丁寧に解説されているので、あわせてご参考になさってください。
まとめ
冬の休眠期に行う植替えは、バラ専用の鉢・土・肥料・たい肥、そして鉢底石と剪定ばさみさえあれば、初心者でも簡単に行うことがでます。
枝にハサミを入れてリフレッシュさせたり、最適な肥料を加えた土で鉢をひと回り大きくし根の環境を変えてあげることで、苗はとても元気になります。
ちょっとした手間ではありますが、やるのとやらないのとでは次のシーズンに見られる風景が全く違ってきます。
ぜひ植え替えをして、買ったときのような、いやそれ以上のバラ風景を楽しみにしてくださいね。
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